自分の好きなことをSNSでつぶやいていると情報が集まってくる。
ホテルも、器も、雑貨も、イベントも。
本好きの友人のすすめる本は要チェック。
この本は2人のおすすめ、読むっきゃないと積ん読押しのけ読み始めた。
「僕はそうは思わない」
なんか空気を読もうとするといいずらい言葉。
いや、普段から言ってるよと夫に笑われた。
「えー、そうかな?」
たしかに。
数年前、友人がポツリと言った言葉がすごく印象的だった。
「それ、ほんと? って鵜呑みにしないで疑うことにしてるの」
情報が溢れる中で、飲み込まれないように立っているには必要。
シェアするには、情報を確認する。
テレビではこんなこと言ってるけど、違和感。
SNSの投稿であれ?とざわざわする。
「僕は、そうは思わない」
魔法の言葉になりそうです。
ストーリーは読み始めのまだ一章。
帯の最高の読後感、一応疑う(笑)
読みながら、ふと記憶のずーっと片隅の小学生の頃を思い出した。
転校生だった私。
作中の美術館に、ここが思い浮かんだ。
ちょうど、ここが作り始められた頃
通学路で毎日見ていた場所。
一体何ができるのか、不思議で、白いタイヤを見ていた。
ぼんやりとした記憶。
美術館だったことを知ったのはずーっと後、大人になってから。
本はいろんな情報や、考えることを教えてくれる。
世界を広げてくれる。
それに関連して、思いがけない記憶を蘇らせてもくれる。
考える読書、速読、積ん読、いろんなスタイルがあって
なんでもいいから読んでみて、と思う秋。
「僕は、そうは思わない」
本を読まない人は是非反論してください(笑)
この魔法の言葉、思考が深まりそう。
だって、「なぜ?」に答えなきゃいけないもの。
あ、「なんとなく」はやめて、ね。
会話が終わる、シャッター音ですから。
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